(1)半沢直樹の出向と最終回視聴率50%
半沢直樹最終回が注目を集めていましたが、関西地区の瞬間最高視聴率は50%を超えていました。半沢直樹の視聴率が最も高かったのは、中野渡頭取が半沢直樹に出向を言い渡す場面でした。半沢直樹は東京セントラル証券に出向することになりましたが、上記ブログ内容のコメントを整理すると同時に、大和田常務の発言と出戻りの事例について簡単に分析します。半沢直樹の出向について皆さんの分析を補記している部分がありますので、原文はコメント欄をご参照。
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(2)半沢直樹は左遷という分析
- 組織の中では出る杭は打たれる
- 厄介者を切っただけ
- 会社一個人としての上司に対しての振舞いには問題がある
- 出向の原因は大和田への土下座強要、頭取や部長の制止を振りきったことが組織としては大きく問題
- 出向の辞令直前に、頭取が土下座に対して叱責している
- 土下座強要の時点で行内に半沢の居場所はなく、ほとぼりが冷めるまで外の空気を吸う
- 中野渡頭取も含め結局は大和田常務と同じように多かれ少なかれ悪事を隠蔽し、ライバルを潰して昇格してきたと思われるため、半沢直樹に暴かれる前に追い出した
- 査定する際の正確なスケールが無く表面上の能力主義の崩壊
半沢直樹がオレたち花のバブル組、ドラマ第二部で不正融資などを暴いたことで処分対象になった人物を見てみましょう。半沢直樹は優秀で正義感の強い人物ですので、銀行員の不正を見つける能力に秀でており、不正を黙認しないと言えそうですね。
みずほ銀行不祥事 半沢直樹と業務改善命令の理由を見ると、大和田常務の不正融資が反社会勢力であったとすると、金融庁から処分されていた可能性があります。半沢直樹が金融庁検査に失敗した場合、業績の大幅悪化で業務改善命令がでていたのか気になりますね。
(3)半沢直樹により人事処分を受ける銀行員
- 大和田常務
- 岸川取締役 業務統括部長
- 貝瀬支店長 京橋支店
- 古里課長代理 京橋支店融資課
- 福山次長 融資部企画グループ
東京中央銀行で、大和田常務の不正融資と伊勢志摩ホテルの運用失敗に関する情報隠蔽、金融庁検査の妨害を行った人物は上記です。半沢直樹は、伊勢島ホテルと金融庁検査への対処で、少なくとも上記人物の不正を明らかにしており、全員が人事処分の対象となる事案ですので警戒する人物が増えている可能性は高いですね。
東京中央銀行の取締役や支店長が含まれており、銀行の中枢を支えている幹部が対象となっていることが分かります。半沢直樹の取締役会での土下座強要と人事処分の対象範囲を考えると、警戒する人間が増えても仕方がないですね。
半沢直樹CMソフトバンク出向まとめを見ると、2013年10月にソフトバンクのCMに出演しています。半沢直樹のソフトバンク出向は栄転になるのか不明ですが、東京セントラル証券に出向する前に、ソフトバンクに出向して活躍していると話題になっていますね。
(4)半沢直樹の出向は栄転という分析
- 次長から二階級昇進の部長になった上の子会社出向
- 出向元銀行破綻からの再建を担うという展開では。頭取から勅命を受けて立ち上がる
- 頭取が半沢直樹を出向させて子会社に睨みを効かせる意図
- 出向先で、色々な意味で修業させ、本体に戻る
- 頭取の半沢に対する信頼などから考えるに、敢えて出向させることによって試し、証券会社の上昇を期待してのこと
中野渡頭取は原作よりもドラマのほうが、半沢直樹に対して高い期待を持って接していると言えます。半沢直樹の出向が栄転であると分析されている方は、中野渡頭取が金融庁検査の最後に半沢直樹を褒めていることや現場の銀行員の辞令に直接言及していることが理由と思います。
半沢直樹の出向を栄転と見る考え方について、商社の子会社出向や大蔵省キャリア官僚の税務署長就任など能力開発を目的としたものもありますので、出向は左遷と一概には言えないですね。銀行員の出向について、管理人の知っている銀行員の事例について考えて見ましょう。
(5)銀行員の出向 証券会社出向と出戻り
- 大手銀行の銀行員
- 日本有数の大企業を担当していたことも
- 系列証券会社に出向して法人営業を担当
- 大手銀行へ証券会社から出戻り
- 大手銀行に出戻り後、幹部銀行員に出世
大手銀行の銀行員の事例について、あくまで一例ですが考えてみましょう。管理人の知っている人物は、大手銀行から証券会社に出向後、メガバンクに出戻りしており管理職として活躍しています。銀行員の出向からの出戻りと役職を考えると、この銀行員は大手銀行で出戻り後も活躍している可能性は高いです。
銀行員として、日本有数の大企業を担当していた時期がありますが、証券会社に法人営業の担当として出向していた時期があります。証券会社の出向後に出戻って、銀行の管理職として活躍していることを考えると、銀行員の出向から出戻り栄転している事例もあることが分かります。
ロスジェネの逆襲あらすじ結末と倒産についてまとめましたが、半沢直樹の肩書きとロスジェネの逆襲に登場する人物の肩書きから分析してみましょう。半沢直樹第三部、ロスジェネの逆襲はドラマの続きでありネタバレを含んでいますので、内容を知りたくない方は注意して下さい。
半沢直樹 近藤裏切り理由と出向経歴を見ると、近藤は出世レースの先頭でしたが脱落して、出向が同期最初となっています。近藤は大和田常務の弱みを明かさないという取引を行い、銀行復帰に成功しますが、余程のことを行わない限り銀行復帰は困難であることが分かります。
(6)半沢直樹 出向先の肩書きと銀行員の比較
- 半沢直樹 東京中央銀行のポスト 東京中央銀行営業第二部次長
- 半沢直樹 東京セントラル証券のポスト 営業企画部部長
- 半沢直樹 東京中央銀行に出戻り 東京中央銀行営業第二部次長
- 諸田祥一 東京中央銀行でのポスト バブル時代に銀行入行
- 諸田祥一 東京セントラル証券のポスト 営業企画部次長
- 諸田祥一 東京中央銀行に出戻り 証券営業部部長代理
半沢直樹の同僚である諸田祥一は、東京中央銀行に出戻ったときのポストは大きく下がっていますが喜んでいます。半沢直樹は出向前と同じ肩書きで、東京中央銀行への出戻りですので、仕事内容が評価されて栄転していることが分かります。
半沢直樹 続編ドラマと映画の可能性についてまとめましたが、半沢直樹の出向後の仕事と活躍について楽しみにしている片は多いと思います。半沢直樹の舞台は、出向先の東京セントラル証券になりますので、実写化で証券会社をどのように描写するのかも楽しみですね。
(7)銀行紐付き出向と人事部付きの出向
- 銀行の紐付きの出向 東京中央銀行の子会社への出向を意味している
- 銀行の紐付きの出向 子会社から東京中央銀行に出戻りの可能性はある
- 人事部付きの出向 浅野支店長は配属後、片道切符の出向
- 片道切符の出向 東京セントラル証券から戻れない状況を、渡真利が例える
半沢直樹が左遷されたのか出向理由の分析を行うと、伊勢島ホテルの再建や金融庁検査対応の評価はあるものの、問題児として出戻り含みの子会社出向であることが分かります。半沢直樹は、東京セントラル証券から東京中央銀行への出戻りに成功しますが、東京セントラル証券での仕事内容が高く評価されており実力で銀行に戻っていることが分かりますね。
三井住友銀行カードローン審査に通りやすい理由と家計破綻を見ると、銀行員が出向した後に出世した事例として非常に分かりやすいですね。半沢直樹が銀行子会社で実績をあげれば出世することになりますが、三井住友銀行のローン重視戦略と栄転を考えると非常に分かりやすいですね。
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