四国電力社員 横領脱税の不祥事

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四国電力社員が横領脱税の不祥事で、懲戒免職となっています。四国電力は社員の不祥事に対して、刑事告訴を行わずに幕引きをはかるようですね。

(1)横領脱税の不祥事

横領脱税の不祥事は、NPOや大企業などに関わらず発生しています。企業は横領や脱税といった不祥事を防ぐために、内部管理体制の強化が必要ですが不正が発生しているのが現状です。

上場企業であれば横領や脱税の不祥事が発覚したとしても、経営を継続できますが、中小企業の場合、信用が低下するとすぐに倒産危機となります。

(2)四国電力の社員が子会社出向中に横領

四国電力社員、横領脱税の不祥事について、2013年5月17日の産経新聞が、四電元社員、2600万円横領 出向中 懲戒解雇、刑事告訴せずを報じているので見てみましょう。
四国電力の元社員の40代男性が子会社に出向中、売上金約2600万円を横領していたことが16日、分かった。四電は3月18日付で懲戒解雇したが、被害弁償の見込みがあることから刑事告訴をしない方針。
四国電力の社員が、子会社出向中に横領していますが、巨大企業ですので管理が行き届かなかった可能性があります。四国電力の社員は、売上金を横領していますので、会計上の処理によっては脱税と同じ効果があるかもしれないですね。

(3)四電エナジーサービスの社員として売上金を横領

四電によると、元社員は電気給湯器などを販売する子会社「四電エナジーサービス」の高知支店で営業課長をしていた昨年10月~今年2月、集金した売上金から18回にわたり2600万円を着服していた。
四国電力の社員は、四電エナジーサービスの社員として営業課長をしていたときに、売上金を横領していたようですね。

(4)四国電力社員の横領方法

元社員は領収書を書き替えて集金額を実際より少なく見せかけて差額計約1600万円を着服し、同様の手口で別の売上金から未納金の穴埋めにも回していた。元社員は内部調査に対し「遊興費や借金返済などに使った」と話しているという。
四国電力社員の横領方法は、領収書の金額の書き換えにより差額を横領していますが、簡単に見てみましょう。
  1. 四国電力社員が顧客Aから受け取ったお金 100万円
  2. 四国電力社員が偽装した領収書の金額 50万円
  3. 四国電力社員が横領した金額 50万円
  4. 顧客Bでも同様の横領を行い、顧客Aの横領を穴埋め
四国電力社員が横領した方法は領収書の偽造ですので、受け取ったお金と、偽造した領収書の差額を横領していたことが分かります。四国電力社員は、横領を繰り返すことで、別の横領したお金の穴埋めを続けたようですね。

(5)四電の社員が横領を自己申告

元社員は四電に戻った今年3月初旬、発覚を恐れて子会社の元上司に横領を自己申告した。
四国電力社員の横領は、自己申告により発覚しており、社内監査をすり抜けていたようですね。四国電力は不祥事に対して、横領した社員の刑事告発をしないことで幕引きをはかったようですが、3月初旬の横領発覚から公表が遅いという指摘もでそうですね。
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