ウェザーサービス倒産の理由

スポンサードリンク
ウェザーサービス倒産の理由は、事業拡大により、コストが増加したことです。ドコモは、投資による失敗を繰り返していますが、ウェザーサービスにも投資して失敗しています。


(1)本業投資や利益還元の重要性

ドコモは、コンテンツビジネスを拡大するために、多数の企業に出資しており失敗を繰り返してきました。移動体通信事業は、初期のアンテナ設置コストはかさみますが、損益分岐点を超えれば安定的な利益率を得られる事業です。

日本の経営者は、本業以外の事業拡大にむけて投資を行っていますが、多額の損失をだして失敗することが多いです。投資家は、投資先の企業を選ぶときに、株主還元を重視する会社を見極めることが重要でしょう。

内部留保を溜め込む会社は、出資や設備投資のモラルが低下していくため、自社株買いや配当よりも収益率が低下します。ドコモは、imodeや通信収入により莫大な収益を得てきましたが、海外投資に失敗して2兆円の損失を発生させた失敗が有名ですね。
スポンサードリンク

(2)ウェザーサービスの会社概要

  1. 気象情報サービスを提供
  2. あなたの街の熱中症予防アプリ
  3. 花粉情報の飛散予測情報を提供
  4. 千葉市産業振興財団主催の第三回ベンチャーカップ優秀賞
ウェザーサービス倒産の理由について、信用調査会社が報じており、破産したという情報が発表されています。ウェザーサービスは、気象譲歩サービスを提供しており、熱中症や花粉情報の情報提供などを行ってきました。

ウェザーサービスの技術力は、ベンチャー企業として表彰もされていることから、一定の裏づけはあることが分かります。管理人は、ウェザーニュースが倒産したのか驚いたのですが、ウェザーサービスは別の会社のようです。

日本人は、スマホやテレビでも天気予報を気にするため、キラーコンテンツの一つであると言えるでしょう。天気予報情報は、ユーザーの利用ニースが高いということは、競合他社も参入を狙っているコンテンツであると言えますね。

(3)NTTドコモがウェザーサービスに出資

  1. NTTドコモは海外企業出資に失敗
  2. NTTドコモがコンテンツ獲得戦略
  3. NTTドコモがコンテンツ会社に出資を増やした
  4. NTTドコモはNTTの出資を通じて国が筆頭株主の会社である
ドコモの海外投資失敗は、冒頭に少し触れていますが、投資の下手糞な高値掴みをする会社として有名です。ドコモは、海外企業の投資失敗事例として使われており、資産査定をどのようにやっているのかは興味があります。

NTTは、日本国が筆頭株主になっているだけでなく、NTT法などを通じて強い影響力を持っています。ドコモは、NTTが連結子会社化している会社のため、投資失敗は国民の損失になったということです。

ドコモは、巨額の投資失敗が批判されてきたため、コンテンツ会社に対する少額投資に切り替えました。ドコモは、NTTブランド力による高シェアと高収益があるだけのため、株主還元を続けたほうが国民に還元できたということですね。

(4)ウェザーサービスの経営悪化

  1. 官公庁受注の拡大
  2. 事業拡大による労務費増加
  3. 2014年5月期売上高 約3億円
  4. 2014年5月期赤字 約2600万円
  5. 2015年5月期赤字 約2300万円
ウェザーサービスは、官公庁の受注拡大をすることにより、事業拡大を行ってきました。企業は、新事業や新分野を開拓しようとすれば、先行投資が必ず必要になります。

中小企業は、手元資金や人材が大手企業よりも不足しているため、事業拡大による資金繰り倒産が発生しやすいです。IT企業は、生産設備や土地建物などの固定資産は少ないため、エンジニアの人件費が重要になります。

アベノミクスは、日本の求人倍率を上昇させているため、人件費や採用コストは高くなっています。ウェザーサービスは、事業拡大をしようとした時期に人件費高騰が重なっているため、労務費増加により赤字体質から抜け出せなかったようですね。

(5)ベンチャー企業は投資リスクが高い

  1. ベンチャー投資は目利きが困難
  2. サラリーマン経営者は本業に精通
  3. サラリーマン経営者は投資のプロではない
  4. 日本企業は巨額のM&Aに失敗することが多い
  5. 大手企業は自社株買いや配当などの株主還元が重要
ベンチャー投資は、日本の新しい企業を育成するために、重要であることが言われてきました。株主にとっては、ベンチャー企業育成をすることが、大手企業への投資目的ではありません。

ベンチャー企業に投資がしたいのであれば、ベンチャーキャピタルやベンチャー投資の投資会社に、投資することで目的達成ができます。サラリーマン経営者は、海外投資やベンチャー投資をすることにより、業界紙が祭り上げてくれます。

海外M&Aは、日本企業のほとんどが失敗しているうえに、数千億円や数百億円単位のお金を捨てることを繰り返しています。ウェザーサービスの倒産は、NTTドコモのような大手企業は無駄な投資を控えることにより、株主還元を充実させることができたということですね。
スポンサードリンク

::


7 件のコメント:

  1. 表面上の数字を並べると記事のようになりますが、実際このサービスを使ったことが有れば解りますが他の天気予報よりも抜きん出て正確で使い勝手が良く、特に降水予報は24時間以上先まで見ることが出来る唯一の会社でした。最近消えていくサービスや店舗を見ていると、とても良い内容なのになかなか売上が伸びずに結局消えていくパターンを多く見掛けます。
    宣伝やデザインなどに踊らされ、品質を見抜けない馬鹿な消費者が増えたのではないか・・・と考えてしまいます。

    私はこのウェザーサービスを失った事により、見るに値する天気予報を失ってしまいました。

    時系列で傘マーク・お日様マーク・雲マーク・・・って幼稚園ですか?

    返信削除
    返信
    1. >usp45さん
      usp45さん、こんばんは^^
      天気予報は、いろいろな場面で使われており、日本人に馴染み深いものですよね。

      天気予報のサービスは、差別化が分かりにくいため、何とも難しいものがあるのでしょう。
      収益化に結びつけるためには、いろいろと難しい部分があるのでしょうね。

      管理人は、雨雲レーダーや天気図、アメダスの動きなどを眺めるのが好きです^^

      削除
  2. 「ウェザーサービスの倒産は、NTTドコモのような大手企業は無駄な投資を控えることにより、株主還元を充実させることができたということですね。 」

    株式は株主に還元する為に存在する物では無く、ましてや株主に還元するのを目的としたシステムでもありません。

    この締めくくりは正に今の経済の失速に拍車を掛ける小手先だけの考え方だと思います。

    力のある大手企業は、その経験と眼力により、救済するべき中小企業を多方面からバックアップし、良いもの作りの底上げを手助けすべく尽力するべきだと思いますけどね。

    「倒産の理由」という記事が多いですが、ソレは「資金が底をついた」または「資金繰りがうまくいかなくなった」という理由以外にありません。

    それをあとから掘り返して数字の上から理由付けするのは誰にでも出来ます。

    もう少し先を見て、「せっかく良い企業なのに!!」という企業やサービスについて取り上げては如何でしょうか?

    まぁそれを見抜けなければ記事にも出来ませんけどね。

    それが出来ればとっくに記事に(仕事に)してますよね?

    残念ながらそれが現実であり、実力なのです。

    返信削除
    返信
    1. >usp45さん
      usp45さん、ご意見ありがとうございます^^
      上場企業は、株主に対して説明できないような投資は控えるべきであり、利用者に対しても余剰利益を還元するべきという考え方があります。

      ドコモは、2兆円以上投資に失敗している投資下手な会社のため、残念ながら疑問に思われても仕方ないですね。
      ドコモの投資成果は、いろいろと計算する方法もあると思いますが、出資によりトータルでどのような成功があったのか思い付きません。

      ドコモは上場企業であるだけでなく、公益性の高いNTTの子会社なので、厳しく見られるのも当然と思います。
      ベンチャー企業への投資は、役員個人がやるのであれば問題ないとは思います^^

      良い企業を取り上げるべきというのは、仰る通りなのかもしれないですね。
      アメリカのIT企業などは、多方面から中小企業をバックアップして、収益化やサービス向上をすることがよくあると思います。

      本当によい企業であるのであれば、中途半端な出資ではなく、買収企業が現れているのではないでしょうか^^
      日本のベンチャー企業も、ロボット関連などを中心に、アメリカ企業に買収されていることが有名と思います。

      削除
  3. あっ!それからもう一つ・・・。

    今回ウェザーサービスがドコモから切り離されてしまい残念な結果となりましたが、この先もドコモの「iモード斬り」は続くのでは無いかと考えられます。

    今までも少しずつiモードサービスを減らしてきたドコモ。

    今やiモードは重荷でしかなく、全てアンドロイドにすればシンプルかつ身軽になれるのですから・・・

    実力はあってもお荷物は切り捨てる・・・今後も倒産?みたいな記事が続くのでしょうか。

    返信削除
    返信
    1. >usp45さん
      iモードは、ユーザーのコスパはかなり悪くなっているのでしょうね。
      スマホのアプリや、ブラウザ上で解決できるサービスなどが、かなり増えていると思います。

      会社が倒産したとしても、優秀なエンジニアや起業家は、何らかの手段で復活するのではないでしょうか。
      優れたサービスは、エンジニアなどのチームによるアイデアにより生まれているため、何らかの形で受け継がれるものと思います。

      twitterの開発者は、bloggerの開発者が関わっているというものもあれば。
      ポケモンgoは、googlemapやgoogle earthを開発したチームにより、スピンオフしたものです。

      ドコモの出資については、ヒトモノカネの経営資源をどこまで投入したのか、その辺も気になってはいます。
      大手企業が、出資先に金銭面や経営者を送り込むというのも、よくある話かと思います。

      usp45さんの惚れこむ様なサービスであるのであれば、ドコモが中途半端に唾をつけていなければ、どこかの会社が買収してた可能性も気になりますね。

      削除
  4. あの・・文書が、めちゃめちゃ下手ですよね。文法もですが、内容がまるっきり破綻しています。タイトルとサブタイトルに関連がまったくなかったり、当たり前すぎて省略すべき事柄をドヤ顏、偏った視野の狭い意見をさもありそうに正しいコトのように断定。難しいテーマを語りたいのかもしれませんが、実力不足すぎて、読んでいて可哀想になってきました。実生活でも、話の通じない人扱いされているでしょうね?

    こちらのブログは、子供の教育費の所からおじゃましました。なるほど、だから実力不足な底辺が勘違いして次世代も底辺になるんだ、勘違いしている思慮の浅い大衆はこういう考えなんだ、と知ることができたのは興味深かったです。可哀想に。

    別ページです。「サンマルクグループの幹部が、株主総会終了直後に店舗指導してスタッフが清掃していたため、業績好調でもオペレーションの緊張感の続いている優良企業と言えそうです。 」こんな、全く関係ないことと関係ないことを勘違いして、繋いでドヤ顔でひとつの文章にできるのは、普通の人ではできません。もしかしたら可哀想な人ではなく、奇才なのかもしれません。では。

    返信削除

最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。