株式投資失敗しにくい銘柄

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株式投資は、人気のある銘柄は割高になり過ぎるため、損失発生のリスクが高くなります。罪セクターは、株主還元を長期間確実に行いやすいため、投資を失敗しにくい業種になりますね。


(1)罪セクターのインデックスに対する超過利益

  1. バイオ 9.6%
  2. アダルト 10.0%
  3. ゲーム 26.4%
  4. 酒 5.3% ディフェンシブ銘柄
  5. たばこ 14.7% ディフェンシブ銘柄
  6. 兵器産業 24.6% ディフェンシブ銘柄
  7. 社会的無責任投資は超過リターンを得やすい
クレディスイスが、クレディスイスグローバルインベストメントリターンズイヤーブック2015を発表しており、責任ある投資についての分析を行っています。国連は、責任投資原則を発表しており、1349名署名と総資産は45兆米ドルの莫大な金額になっています。

大企業は、社会的な投資による圧力を受けることになりますが、投資家に対して利益を与えることには繋がりません。罪セクターは、責任ある投資の対象外になりやすいですが、株式市場のインデックスを上回る指標になっています。

罪セクターの中でも、酒やたばこの嗜好品、ミサイルや銃などの兵器産業は昔から特定企業が存在しています。社会的無責任投資は、機関投資家による株価の釣り上げが発生しにくいため、自社株買いや高配当により超過リターンを得やすいということでしょう。
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(2)機関投資家が投資すれば割高になる

  1. 金額が大きい
  2. 悪材料でも売却しにくい
  3. 割高になれば高値掴みしやすい
  4. 社会倫理が投資方針に影響している
機関投資家は、巨額の株式投資を世界中で行っているため、個人投資家よりも有利なイメージがあると思います。投資割合が大きくなれば、株式を売却したときに需給が悪化するため、不利な金額で売ることしかできなくなります。

オイルマネーは、石油価格の暴落により株式売却を進めたため、世界中の株価が暴落してしまいました。オイルマネーが、一部の株式を売却しても市場は暴落するため、残りの株式による利益が減少するというジレンマになります。

株式投資は、高値掴みをしてしまえば利益がでにくくなるため、同じ銘柄であれば安く買うことが何よりも重要になります。機関投資家は、投資コードを定めて投資先を決めていますが、罪セクターには投資しにくいためリターンが向上するという面もありますね。

(3)酒産業への投資

  1. ビール
  2. アサヒグループホールディングス(アサヒビール)
  3. アンハイザーブッシュインベブ
  4. 政府の禁酒法は治安を悪くした
  5. 政府の禁酒法は税収が減収になる
  6. 設備投資や研究開発費が少ないため株主還元しやすい
ビール産業は、特定ブランドの影響力が非常に大きいため、各地でシェアの高いメーカーが決まっています。アンハイザーブッシュインベブ業績と買収メリットをまとめましたが、アンハイザーブッシュインベブはSABミラー買収を発表していますが、保有ブランドの拡充とコスト削減を進めて成長してきました。

日本市場は、財務省がビール税の税金コントロールに失敗を続けてきたため、発泡酒や第3のビールの研究開発費や設備投資が無駄になっています。日本のビール市場は、世界有数の巨大市場でしたが、世界的な企業が生まれなかったのは無駄な研究開発費が原因と言えるでしょう。

アメリカ政府は、禁酒法によりアルコール飲料の製造販売を規制しましたが、アルカポネのような闇社会を潤して治安が悪化しています。酒産業は、アルコール飲料が生活に不可欠になっているため、豊富な現金により株主還元をしやすいということですね。

(4)たばこ産業への投資

  1. ブランド力が強い
  2. 新規参入が規制により困難
  3. 過剰在庫のリスクが小さい
  4. たばこ禁止は税収減収になる
  5. たばこ禁止は薬物蔓延のリスクがある
  6. 設備投資や研究開発費が少ないため株主還元しやすい
たばこ会社の破綻リスク 規制で儲かる理由をまとめましたが、たばこ産業の魅力としては、収益力の高さや参入障壁があります。たばこ産業と酒産業を比較すれば、ブランド力が重要な嗜好品なだけでなく、依存性の高いことが共通しています。

たばこは、1箱2000円に増税している国もあるため、小さいサイズで高単価高利益の商品です。たばこ銘柄は、日本ならばメビウスやセブンスター、世界ではマルボロやウィンストンなどの特定銘柄が売上のほとんどを占めています。

電子タバコは、紙巻たばこの将来性に対するリスクと言われてきましたが、普及率は低水準が続いています。たばこ産業は、訴訟リスクや喫煙人口減少、値上げや電子タバコなどのリスクにより割安になったため株主は儲かったということですね。

(5)兵器産業への投資

  1. 寡占化が進み電子機器が高度化
  2. 防衛予算の見通しがあるため在庫が少ない
  3. 政府が商売相手であるため貸倒が発生しにくい
  4. 防衛機密があるため新規参入することが難しい
  5. 非武装の世界平和は今後も成立しない可能性が高い
簡単にお金持ちになる方法をまとめましたが、ロナルドリードは掃除夫が株式投資をして9.5億円の資産を築いており、投資銘柄の中にレイセオンが含まれています。レイセオンは、アメリカ最大のミサイルメーカーであり、トマホークやパトリオット、PAC3やイージスシステムは日本でも有名でしょう。

冷戦終結は、アメリカの国防予算を削減させたため、世界平和により軍事費低迷のイメージはあると思います。中東やウクライナだけでなく、中国の軍拡により緊張状態は増しているため、世界平和とは程遠い状況が続いています。

アメリカの兵器産業は、国防予算削減により寡占化が進んでおり、参入障壁の高さが高収益を生み出しています。兵器の製造開発は、安全保障問題に直結するため、高い技術力だけでなく競争が少ないメリットがあります。

東芝の粉飾決算は、大手企業でも利益率の低い業種は、会計不正を行いやすいということでしょう。罪セクターへの投資は、顧客から繰り返し利用されるため株主還元を継続しやすく、投資による利益を得やすいということですね。
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3 件のコメント:

  1. アサヒとアサヒホールディングスは別ではないでしょうか?

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    返信
    1. ご指摘ありがとうございます!
      仰る通りです。

      アサヒグループホールディングスに訂正します。
      今後も何かあれば、ご指摘、よろしくお願いします(><)

      削除
  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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