(1)日本とギリシャ 共通点と違い
日本とギリシャは、政府の借金が多い国としてマスコミは報道していますが、1000兆円を超える水準にまで増加しています。日本は借金大国であるため、ギリシャのデフォルト危機のように、将来の国家破綻は報道されることが多いですね。ギリシャがデフォルトになる原因は、日本とギリシャの違いを理解すれば、非常に分かりやすいと思います。日本国債は日本人が購入、ギリシャ国債は外国人が購入していることは重要なポイントになりますね。
日本がデフォルトしそうになれば、政府が大量の日本円を印刷することにより、インフレで借金を債務整理したのと同じことができます。日本とギリシャは、日本の方がデフォルトしないという特徴があるだけでなく、資産投資により円の暴落に保険をかけることができますね。
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(2)ギリシャのデフォルト危機は粉飾と公務員が原因
- 2009年ギリシャの粉飾決算が発覚
- ギリシャの公務員は労働人口の25%
- ギリシャの年金支給年齢は55歳
- ギリシャの年金支給額は収入と大差ない水準
- ギリシャのGDPは粉飾発覚後に20%以上減少
- ギリシャの失業率は粉飾発覚後に20%以上に増加
- ギリシャの公務員関係者は単純計算で労働人口の50%以上の過半数になる
ギリシャ危機2015年の破綻理由をまとめましたが、ギリシャのデフォルト問題は、国家予算の粉飾決算がきっかけになっています。ユーロを導入するためには、厳しい財政規律を求めることが決められており、ユーロの信用力を高めるポイントになっていました。
ギリシャは、通貨のドラグマが通貨安に悩まされてきたうえに、IT産業や製造業などの輸出産業が育成されていません。ギリシャは、強い産業基盤がないだけでなく、公務員が増えすぎたため無駄な支出が増加を続けてきました。
ギリシャの粉飾は、ユーロ導入後に偽りの反映をもたらしてきましたが、粉飾発覚により崩壊しています。ギリシャは、緊縮財政によりGDPの20%以上が減少しているだけでなく、失業率は20%超になっており経済破綻が進んでいますね。
キプロス問題 原因と破綻をまとめましたが、ロシアの資産家の資金は、キプロスの銀行に大量に流れ込んでいました。キプロスの銀行は、大量のギリシャ国債を買うことにより莫大な利益を得ており、キプロスは豊かな国の代表のように言われることもありました。
ギリシャ国債は、ギリシャのデフォルトリスクが高くなれば、当然のように価格が大暴落することになります。キプロス政府は、キプロス銀行があまりにも巨大になり過ぎたため助けれず、キプロスの銀行は預金封鎖と預金カットを行っていますね。
EU加盟国は、域内の移動自由化が条約により締結されているだけでなく、難民受け入れを積極的に行ってきました。EUの難民受入は、治安悪化や文化摩擦によって失敗しており、結果的に移民反対の政党が躍進しています。
ベネズエラ破綻の理由をまとめましたが、EUはボランティアで国を助けるわけではないため、反米政権は崩壊寸前になっています。欧米は、価値観の違う問題は多いと言われていますが、経済制裁による共同歩調を歩めばデフォルトはあっさり発生するでしょう。
ギリシャのデフォルトは、ドイツやフランスの納税者が数兆円単位の負担になるだけでなく、EUやユーロ圏が分解するリスクがあります。ギリシャがデフォルトしなかった理由は、ドイツやフランスなどの経済大国は、自国の輸出を増やすためにユーロの枠組みを解体させたくなかったからですね。
ギリシャ政府やギリシャ中央銀行は、ドラクマを使っていれば輪転機を回したり、金融政策によって緩和することはできたでしょう。ユーロは、ヨーロッパ中央銀行が政策を決定しているため、ギリシャ政府は無力な状態になってきました。
ギリシャがデフォルトしそうになっている原因は、粉飾決算が大きな理由になっていますが、通貨ユーロにより政策の自由度が低いことも理由です。ギリシャは、公務員主権によって国が崩壊しているため、公務員を減らさなければ何度でもデフォルト危機になることは確実でしょう。
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ギリシャは、通貨のドラグマが通貨安に悩まされてきたうえに、IT産業や製造業などの輸出産業が育成されていません。ギリシャは、強い産業基盤がないだけでなく、公務員が増えすぎたため無駄な支出が増加を続けてきました。
ギリシャの粉飾は、ユーロ導入後に偽りの反映をもたらしてきましたが、粉飾発覚により崩壊しています。ギリシャは、緊縮財政によりGDPの20%以上が減少しているだけでなく、失業率は20%超になっており経済破綻が進んでいますね。
(3)ギリシャがデフォルトしなかった理由
- ギリシャ国債は金利が高い
- ギリシャ国債の保有はヨーロッパが多い
- キプロスはギリシャ国債の大量保有で国家破綻
- ユーロ圏が連鎖的に経済不安になるリスクがあった
- ユーロ圏にはユーロやEUに対する不満が高まっている
- ギリシャがユーロ圏を離脱すれば金融危機やユーロ崩壊のリスクがある
キプロス問題 原因と破綻をまとめましたが、ロシアの資産家の資金は、キプロスの銀行に大量に流れ込んでいました。キプロスの銀行は、大量のギリシャ国債を買うことにより莫大な利益を得ており、キプロスは豊かな国の代表のように言われることもありました。
ギリシャ国債は、ギリシャのデフォルトリスクが高くなれば、当然のように価格が大暴落することになります。キプロス政府は、キプロス銀行があまりにも巨大になり過ぎたため助けれず、キプロスの銀行は預金封鎖と預金カットを行っていますね。
(4)ドイツやフランスがデフォルトさせなかった背景
- ユーロはドイツが輸出で儲かる仕組み
- ユーロやEUに対する不満が高まっている
- ユーロはギリシャ破綻をきっかけに崩壊に繋がるリスクがある
- ユーロ圏の銀行を中心にギリシャデフォルトによる連鎖破綻リスクがあった
- ユーロ圏の政府や中央銀行が10兆円以上の金融支援をしており負担が大きい
EU加盟国は、域内の移動自由化が条約により締結されているだけでなく、難民受け入れを積極的に行ってきました。EUの難民受入は、治安悪化や文化摩擦によって失敗しており、結果的に移民反対の政党が躍進しています。
ベネズエラ破綻の理由をまとめましたが、EUはボランティアで国を助けるわけではないため、反米政権は崩壊寸前になっています。欧米は、価値観の違う問題は多いと言われていますが、経済制裁による共同歩調を歩めばデフォルトはあっさり発生するでしょう。
ギリシャのデフォルトは、ドイツやフランスの納税者が数兆円単位の負担になるだけでなく、EUやユーロ圏が分解するリスクがあります。ギリシャがデフォルトしなかった理由は、ドイツやフランスなどの経済大国は、自国の輸出を増やすためにユーロの枠組みを解体させたくなかったからですね。
(5)ギリシャの銀行破綻 取り付け騒ぎの理由
- 銀行は現金が少ない
- 銀行は預金を融資に使っている
- 銀行は預金を運用に使っている
- ギリシャの銀行は預金を十分に返せない
- ギリシャは自国の通貨を自由に発行できない
- ユーロはヨーロッパ中央銀行加盟国が政策を決定する
ギリシャ政府やギリシャ中央銀行は、ドラクマを使っていれば輪転機を回したり、金融政策によって緩和することはできたでしょう。ユーロは、ヨーロッパ中央銀行が政策を決定しているため、ギリシャ政府は無力な状態になってきました。
ギリシャがデフォルトしそうになっている原因は、粉飾決算が大きな理由になっていますが、通貨ユーロにより政策の自由度が低いことも理由です。ギリシャは、公務員主権によって国が崩壊しているため、公務員を減らさなければ何度でもデフォルト危機になることは確実でしょう。
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