(1)年金制度の破綻
年金制度は、老人が払った金額よりも貰える金額の方が多いため、年金積立金は数百兆円不足していることが発覚しました。若者は、厚生年金に加入するメリットはないため、破綻した年金制度を善意で維持しているという感覚でしょう。日本と海外の年金基金を比較すれば、年金資産の運用方針が大きく違っていることに特徴があります。海外の年金基金は、株式投資を世界中で積極的に行っており、高い利回りを継続してきました。
日本の年金基金は、日本国債の保有を中心にしてきただけでなく、グリーンピアなどの施設に浪費を続けてきました。日本の年金は、運用する官僚のレベルが低いことが消えた年金問題で発覚しており、資産運用を自己責任で行うことが重要になっていますね。
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(2)日本年金機構情報流出の概要
- 2015年5月8日にウイルス感染
- 2015年5月18日にウイルス感染
- 2015年5月28日2chに情報漏洩示唆の書込み
- 2015年5月29日金曜日に情報公開をせず
- 2015年6月1日にサイバー攻撃を受けたと公表
- 約125万件の年金情報が流出しており被害者が多数
- 基礎年金番号や氏名だけでなく、生年月日や住所も含む
年金情報流出の内容は、基礎年金番号や氏名だけでなく、生年月日や住所も含まれているため個人の特定ができるものになっています。日本年金機構は、2015年6月1日に情報公開をしていますが、電子掲示板2chの情報によれば2015年5月28日木曜日にウイルス感染の内容が内部に報告されていたようです。
日本年金機構は、2015年5月8日や5月18日に情報公開もできたはずですが、ウイルス感染を発表しておらず問題を隠蔽してきました。年金情報流出は、土曜日や日曜日は公務員の定休日のため、情報公開のやる気がないことを批判されても仕方がないでしょうね。
(3)大量の個人情報がインターネット接続端末に保管されていた理由
- インターネットに接続されていれば情報漏えいのリスクがある
- 社会保険オンラインシステム 基幹システムに個人情報を管理
- ファイル共有用のサーバー 特定業務の情報利用のために基幹システムの情報を移した
ベネッセ情報流出の影響まとめを見れば、年金情報流出と違って、内部の人間が情報を持ち出して名簿屋に売却したことが理由でした。大量の個人情報は、インターネットに接続していれば情報漏洩のリスクが大きくなるため、隔離した空間で限られた人間がアクセスできるのは当たり前でしょう。
日本年金機構は、特定業務のために個人情報を共有サーバーに移しており、年金情報流出に繋がっていました。年金情報流出のきっかけは、特定業務の情報利用が理由になっており、素早く処理を終わらせて削除しなかったのかも重要な問題点であると言えますね。
(4)ウイルス対策ソフトによるチェックは行っていたのか
- 日本年金機構の職員にメールが送付
- ウイルスチェックを日本年金機構は行う仕組みなのか
- 日本年金機構の職員が添付ファイルを開く
- 添付ファイルは厚生労働省の文書名と同じ
- ファイル共有サーバーへの不正アクセスが実行された
- 社会保険庁の看板をかけかえた組織のため信頼性は低い
- 日本年金機構のセキュリティー意識は5年前から低いことが指摘されてきた
100万件の年金情報流出は、日本年金機構の信頼が崩壊しており、業務の信頼性はなくなっているのではないでしょうか。日本年金機構は、インターネット接続端末にメールやファイルのウイルスチェックを行っているのかも怪しいですね。
日本年金機構は、年金受給年齢の引上げや支給額削減によって信頼を崩壊していましたが、やっぱり組織的にどうしようもないのだと思った人も多いでしょう。年金支給は、70歳や80歳の可能性もあるため、他人を信用せずに自分で資産運用することが重要なのでしょうね。 スポンサードリンク
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