(1)再生可能エネルギー融資と太陽光発電の見直し
日本の民主党政権は、太陽光発電の固定価格買取制度が過剰に優遇しており、投資家や富裕層が積極的に参入しました。太陽光発電は、海外メーカーの価格競争力が高いうえに、海外の投資家や大企業の参入が続いた市場になっていますね。太陽光発電と風力発電を比較すれば、風力発電の方が、日本メーカーの製造技術が高いため恩恵があると言われてきました。太陽光発電の過剰な優遇は、韓国メーカーや中国メーカーが儲ける市場になっており、民主党政権が優遇した理由とも言えそうですね。
再生可能エネルギーは、一般家庭や企業が電気代で負担しているため、太陽光発電施設が過剰になっているため総量規制の検討も行われています。太陽光発電は、売電価格が高い評価で設定されていたため、儲かることが口コミで広まっており参入が相次いでいるのが現状ですね。
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(2)日本のメガバンク2013年度 再生可能エネルギー融資
- 三井住友銀行 1500億円 融資件数30件
- 三菱東京UFJ銀行 1413億円 融資件数14件
- みずほ銀行 981億円
メガバンクの太陽光融資は、メガソーラーに融資を行っていますが、数百億円規模の大規模な融資になっています。日本のメガバンクは、巨額の太陽光融資を行っていますが、金額の大きい融資は大企業がプロジェクト主体になっていますね。
日本の銀行が企業格付けを行うときに、子会社やSPCのプロジェクトを評価するときは、親会社の信用力を見ることが一般的です。メガバンクの太陽光融資は、一件で数百億円規模もありますが、三菱商事や京セラなど大企業の信用力を評価していると言えそうですね。
(3)外資系銀行の太陽光融資の違い
- 日本の太陽光融資 事業主体の信用力が重要
- 海外の太陽光融資 プロジェクトの収益性が重要
- ノンリコースローンの特徴 返済原資はプロジェクトの収益
- ノンリコースローンのメリット 事業者の資金負担が少なくなる
- ノンリコースローンのメリット 銀行融資の金利を高く設定できる
- ノンリコースローンのデメリット 銀行は事業採算の評価が難しい
- ノンリコースローンのデメリット 銀行の能力が低ければ不良債権が増加
海外の太陽光融資は、プロジェクトの収益性を重要視しており、ノンリコースローンであると言われています。ノンリコースローンの融資メリットは、事業者は新規事業を行いやすいだけでなく、銀行は高い金利を設定できることです。
不良債権比率推移の減少理由をまとめましたが、日本の大手銀行は財務の健全化が進んでいるため、不良債権が発生しても財務の健全性は保たれます。日本の大手銀行は、収益向上を経営課題にしていますが、太陽光融資を見れば株式市場の評価が低い理由が分かりますね。
(4)ドイツ銀行の太陽光融資
- ドイツ銀行の太陽光融資目標 2015年末
- ドイツ銀行の太陽光融資目標 1000億円規模
- ドイツ銀行の太陽光融資案件 茨城県大子町の案件
- ドイツ銀行の太陽光融資案件 2015年末に稼動する予定
- ドイツ銀行の太陽光融資案件 ゴルフ場跡地40ヘクタール
- ドイツ銀行の太陽光融資案件 3万1600キロワット発電施設
- ドイツ銀行の太陽光融資案件 スペインの太陽光発電会社
- ドイツ銀行の太陽光融資案件 ゲスタンプ・ソーラーの建設事業
- ドイツ銀行の太陽光融資案件 116億円のノンリコースローンを実行
ドイツ銀行は、茨城県のゴルフ場跡地のメガソーラー事業に融資していますが、スペインの太陽光発電会社が事業主体になっています。日本の銀行が、海外の非上場企業に融資することは、融資実績や信用力評価が困難なため難しいですね。
ドイツ銀行は、スペインの太陽光発電会社に対して100億円以上の融資を、ノンリコースローンで実行していますね。日本の産業用太陽光発電は、売電価格が高いうえに20年間の買取を保証していますので、ノンリコースローンのリスクが低いため、外資系企業に外資系銀行が融資しています。
(5)マッコーリーグループの太陽光融資
- マッコーリーグループ オーストラリアの投資銀行
- マッコーリーグループの提携 前田建設工業とメガソーラーで提携
- 海外企業の参入動向 アメリカや中国の企業が太陽光発電設備を建設
日本の太陽光市場は、固定価格買取制度の売電価格が高いため、世界中から投資が集まっています。日本の太陽光発電は、簡単に言えば儲かると評価されているため、メガソーラーが各地に建設されているということですね。
海外銀行は、日本の太陽光融資に進出することで、外資系企業の参入が加速することに繋がりそうです。太陽光融資は、海外銀行の参入によって借りやすくなるため、太陽光発電を通じて儲かる事業者が増えることになりそうですね。 スポンサードリンク
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