日産重大発表の内容 韓国戦略破綻で社長辞任せず

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日産重大発表の内容の発表を見ると、カルロス・ゴーン社長は業績悪化で志賀COOをリストラしています。ルノーサムスンの韓国戦略破綻で、日産が尻拭いをしていますが社長辞任せずに継続するようです。


(1)韓国の自動車業界と韓国経済の動向

韓国経済は投資環境が悪化しており、韓国企業の産業空洞化と外資系企業の投資縮小が同時に発生しています。日本と韓国は関係が正常化しており、韓国の金融面が不安視されていますが、日韓基本条約などの法律が守られないため投資を行うメリットは少ない国と言えますね。

自動車産業は3万点の自動車部品を使うと言われていますので、雇用や景気に与える影響が大きく、世界中の国が誘致しようとしています。韓国の主要産業は、日本のコピーが多いので競合していますが、為替レート円高ウォン安で成長しただけですので、自動車部品産業や電子部品産業の育成に失敗しています。
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(2)日産が重大発表 社長は辞任せず

  1. カルロス・ゴーン 日産社長兼最高経営責任者 ルノー取締役兼CEO
  2. 志賀俊之 日産最高執行責任者が退任して副会長  60歳
  3. 西川広人 日産副社長 59歳 日産ナンバー2に昇格 生産・研究開発
  4. トレバー・マン 日産副社長  52歳 企画・マーケティング
  5. アンディ・パーマー 日産副社長  50歳 各地域の事業統括
日産の重大発表が話題になりましたが、カルロス・ゴーン社長が辞任するのか注目されていました。カルロス・ゴーン社長は、リストラで業績回復の実績を示し続けており、1999年に日産のCOOに就任、2001年6月から現在に至ります。

日産の社長に12年間在籍していますので経営戦略の全責任を負っていますが、日本の自動車大手が好業績の中で利益が減少しています。カルロス・ゴーン社長は、日産業績不振を志賀俊之COOの責任として副会長にリストラしたようですね。

日産は2013年11月1日の記者会見で、カルロス・ゴーン社長は若返りのための人事としていますが、志賀COOと西川副社長は年齢がほとんど変わらないことが分かります。日産重大発表の内容は、記者会見で建前を使っていますが、事実上、志賀COOに責任を押し付けた形に見えても仕方がないですね。

(3)日産ルノーグループの資本関係

  1. ルノー 日産に43.4%を出資 2005年4月カルロス・ゴーン会長兼CEO
  2. 日産 ルノーに15%を出資 2001年6月カルロス・ゴーン 社長兼CEO
  3. ルノーサムスン 1999年3月日産と資本提携 ルノーが8割を出資
  4. ダチア 1999年ルノーが過半数の株式取得
  5. アフトワズ 2008年ルノーが25%の株式取得 2012年5月3日経営権取得
日産はルノーから1999年に出資を受けており、ルノーの子会社となっています。日産ルノーグループとして海外企業の買収や提携、世界の自動車生産でも協調しており、生産拠点再編や生産する自動車でも協調関係になります。

日産とルノーのCEOを兼任しているのが、カルロス・ゴーン社長ですので、日産の世界展開はカルロス・ゴーン社長の責任が最も重いことが分かります。日産重大発表の内容を見ると、志賀俊之COOがリストラされていますが、違和感を抱いた方が多いのではないでしょうか。

韓国経済破綻反日後悔2014年1月 日産が韓国企業リストラを見ると、韓国からの調達を減らす方針を発表しています。日産ルノーグループは、韓国を重視する戦略を行ってきましたが、世界戦略からの比重が低下しつつあると言えそうですね。

(4)海外戦略の失敗 日産とルノーの業績悪化

  1. 為替レートの変動 日本からの海外移転で円安ドル高の恩恵が少ない
  2. 海外移転が急速 自動車部品メーカーの進出が追いつかないため生産混乱
  3. 日産の業績予想 2014年3月期最終利益4200億円から3550億円に減額
  4. 日産の世界販売台数見通し 2014年3月期530万台から520万台に減少
  5. ルノーの業績 2013年1月から6月期 純利益9700万ユーロ 前年同期比87%減少
  6. ルノーサムスンの業績悪化 ルノーが8割を出資
  7. ルノーサムスンの業績悪化 2013年上半期世界販売台数 約5万9000台 前年比29%減少
  8. ルノーサムスンの業績悪化 2012年販売台数 15万4000台 2010年比43%減少
  9. ルノーサムスンの業績悪化 2012年営業損益 1720億ウォン(約160億円)の赤字
  10. ルノーサムスンの業績悪化 2012年7月北米向けの多目的スポーツ車を日産が生産委託
日産は為替レート円高ドル安のときに、生産拠点の海外移転を急速に進めてきました。トヨタ自動車の豊田社長が、リーマンショック後に批判を浴びながらも、日本国内の生産拠点を守り続けたのと、日産の積極的な海外移転は雇用確保の点で対照的でしたね。日産は業績が失速していること2013年11月6日の日経新聞から分かりますが、トヨタ自動車など日本国内生産を重視した企業は増収増益で業績好調です。

日産は業績が悪化していますが、ルノーサムスンの経営失敗を補うために日産の自動車を生産委託していますね。日産本体で生産したり日本国内で生産すれば、日産の業績向上や日本の雇用確保が見込めそうですが、ルノーの韓国戦略破綻について尻拭いをしています。
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2 件のコメント:

  1. いつも記事を感慨をもって拝見しています。
    特に、韓国にははらわたが煮えくり返る思いをして、
    います。
    反日なくせに、日本のマネばかり。困ると、ゆすり、たかり、息をはくように嘘をつく。
    そのくせプライドばかり高い。
    本当にうんざりです。

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    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは^^
      日本は平和外交を掲げており、シーレーンの安定と経済協力で世界に貢献していますので、匿名さんのように韓国の嫌がらせに腹立っている方は多いと思います。

      日本と韓国は関係正常化が進んでいますので、繁華街などにいっても、日韓関係を議論している姿を見かけることがあります。
      韓国についての情報を匿名の皆様がインターネットを通じて真実を探求したことで、日本と韓国の本来あるべき関係を堂々と議論する姿になったということでしょうね。

      日本は韓国に雇用を奪われただけでなく、国際社会で権威を失墜させられ続けてきました。
      日本は、台湾やトルコ、東南アジアなど、友達として長期間、友好的で常識的な関係を築いている国が多数あります。

      日本と韓国の関係正常化から分かることは、ただ近いだけの韓国に便宜をはかって、日本人を貧しくした政治家が政権交代で第一線から追放された事も大きいのでしょうね。

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