花鳥園 倒産民事再生の理由

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花鳥園は倒産しましたが、民事再生で経営再建を目指しています。花鳥園は4期連続赤字で債務超過となっており、立地が悪い地方のテーマパークは存続が難しいと言えそうですね。


(1)神戸市の倒産

神戸市は政令指定都市であり、自治体が都市開発を主導して大きな利益と人口増加に成功したことで有名になりました。神戸市の成功による昔の自信は、関西国際空港を現在の神戸空港に誘致するという話を断ったというエピソードからも分かりますね。

神戸市には神戸港があり、世界トップ級のコンテナ取り扱い量でしたが、現在は世界50位以下に落ち込んでおり存在感が希薄になっています。神戸市の再開発失敗は、ポートアイランド第二期地区で多数の空地があることで分かりますが、篠田プラズマや花鳥園は非常に近い場所に立地していますね。
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(2)花鳥園は花と鳥のテーマパーク

  1. 価格 個人 団体15名以上
  2. 大人(中学生以上) 1,500円 1,350円
  3. 小人(小学生) 700円 630円
  4. シルバー(65歳以上) 1,000円 900円
  5. 障がい者大人 1,000円 900円
  6. 障がい者小人 500円 450円
花鳥園は神戸市のポートアイランドにある、花と鳥のテーマパークです。花鳥園のすぐ近くには、世界最速コンピュータで蓮舫議員の2位じゃだめなんでしょうかで有名になった、京コンピュータがあります。花鳥園と京コンピュータは、神戸市のモノレールであるポートライナーの京コンピュータ前駅が最寄り駅で共通しています。

花鳥園は、鳥獣のコレクターである加茂元照氏が、日本の各地に建設したテーマパークの一つです。花鳥園の倒産と民事再生について、2013年11月21日の東京商工リサーチが報じているので見て見ましょう。

(3)花鳥園の会社概要

  1. 2004年5月 花鳥園設立
  2. 2006年3月 神戸市のポートアイランドにオープン
  3. 花鳥園 敷地面積約2万平方メートル 建物約1万4300平方メートル
  4. 敷地内で鳥の飼育や花を栽培
  5. 2008年3月期 入場者数65万人がピーク
  6. 2008年3月期 売上高約12億8000万円 当期利益約1億3100万円
  7. 2008年のリーマンショックを契機に入場者数と売上高が減少
花鳥園は、ポートアイランド二期地区の広い敷地内で、鳥の飼育や花の栽培を行っている特徴的なテーマパークでした。ポートアイランド二期地区は、神戸空港の開港に合わせるように造成されましたが、土地価格の減免を行っているものの現在でも空地が多く失敗したプロジェクトと言われています。

花鳥園の売上高と利益を見ると好調ですが、リーマンショックの影響により売上高と利益が激減していると言われています。花鳥園はポートアイランド内で立地の悪い場所にあるため、景気低迷の影響は勿論ですが、集客面で失敗した可能性が高いですね。

駿河屋 倒産民事再生の理由を見ると、花鳥園のように連続赤字が続いており会社が破綻しています。花鳥園と駿河屋の業種は異なりますが、世間の関心を先取りする形で、会社を成長させることは難しいことが分かりますね。

(4)花鳥園の業績と債務超過

  1. 2011年3月期 売上高8億円 当期損失1億5000万円
  2. 2012年3月期 売上高7億円 当期損失9100万円
  3. 2013年3月期 売上高6億5000万円 不明
  4. 4期連続赤字で債務超過
  5. 金融債務が中心 負債総額約14億円
花鳥園の業績を見ると、2008年3月期のピークから売上高が大きく減少しており、2013年3月期は売上高が半減していることが分かります。花鳥園は4期連続赤字で債務超過となっており、事業継続と融資返済が困難な状況になっていることが分かりますね。

ビジョンメガネ倒産民事再生の理由を見ると、二期連続赤字により経営再建が困難と判断したようですね。ビジョンメガネはスポンサー支援により、金融機関と債権放棄の交渉を行って経営再建を目指すと思いますが、花鳥園はテーマパークですのでスポンサーを探すことはより難しいと思います。

花鳥園は民事再生を申請しており、スポンサーを探したうえで事業継続を望んでいるようです。花鳥園は赤字が続いていたということは、施設のリニューアルが必要であるうえに、立地が非常に悪いため事業再建に成功するのか注目ですね。
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