親和銀行 横領脱税の不祥事

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親和銀行で横領脱税の不祥事が発生していますが、架空定期預金に着服を繰り返していたようですね。親和銀行の銀行員は横領を、10年以上行っており内部管理体制が整備されていない可能性があります。

(1)信用金庫の横領と不祥事

信用金庫は、金融機関の中でも地域の顧客に密着して、資金ニーズを満たす金融機関としての使命があります。金融機関としての規模は小規模ですが、顧客との距離が近い分、信頼関係がより深まると言えます。

信用金庫の横領を見ると、顧客と社員の信頼関係が横領の背景としてあるように思えますが、親和銀行も顧客と担当者の信頼関係が横領の背景である可能性がありますね。
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(2)親和銀行の銀行員が1億円以上を横領

親和銀行、横領脱税の不祥事について2013年6月1日の毎日新聞が、横領:親和銀、行員を懲戒解雇 容疑で告訴 /長崎を報じているので見てみましょう。
親和銀行(佐世保市)は31日、顧客から計1億4900万円を着服していたとして、元男性行員(40)を懲戒解雇にしたと発表した。被害実額は6800万円。同行は顧客に全額を返済し、業務上横領容疑で元行員を長崎署に告訴した。
親和銀行、横領脱税の不祥事が発生しており、銀行員が懲戒解雇となっていますね。親和銀行は、横領されたお金を顧客に返済していますが、銀行員から返済されていないため、警察に告訴しています。

三菱東京UFJ銀行 横領詐欺の不祥事は、親和銀行の高金利の架空預金と異なり、会社への投資であるうえに倒産していますので全額回収は厳しそうですね。

(3)高金利の定期預金を持ちかけて横領

同行によると、東長崎支店(長崎市)に勤務していた元行員は、2008年6月から12年3月ごろ、顧客2人に対し通常よりも高金利の架空の定期預金を持ちかけ、現金1億1000万円をだまし取った、という。
親和銀行は、横領脱税の方法は、通常よりも高い架空の定期預金を顧客に持ちかけて、顧客の預金を横領していたようですね。
  • 親和銀行の銀行員が、顧客に預金を預かりに行ったのか、
  • 親和銀行の銀行員が預かった定期預金は、どのようにして引き出したのか
親和銀行の銀行員は、銀行員として社会的に信頼感を得ていることを利用して、お金の横領を行っていたようですね。顧客に高金利の預金を提示したのが、2008年6月から2012年3月であり、最初に銀行預金の横領を持ちかけてから5年近くが経過しています

(4)銀行預金の横領を繰り返す

今年4月、顧客からの電話で発覚、元行員が着服を認めたという。さらに調査したところ、02年5月から08年4月にかけ、同様手口で17人から計3900万円の着服が判明した。
親和銀行の銀行員は横領が発覚していますが、銀行預金の横領を繰り返し行っており、10年以上継続して預金の横領を行っていたことがわかります。
  1. 2002年5月から2008年4月 17人の顧客に高金利の架空預金の持ちかけにより計3900万円の横領
  2. 2008年6月から2012年3月 2人の顧客に高金利の架空預金の持ちかけにより計1億1000万円の横領
  3. 2013年4月 顧客からの電話で発覚
  4. 横領による被害実額は6800万円
親和銀行の銀行員は、横領を繰り返していますが、銀行に全額返済ができておらず、着服したお金を返済するために横領を繰り返した可能性があります。

(5)銀行の内部監査と預金の横領

親和銀行、横領脱税の不祥事で気になるのは、横領の不祥事が発覚するまでに時間がかかっていることです。
  1. 横領のお金で利益を得て返済
  2. 横領のお金を返済するために同様のことを繰り返す
  3. 架空定期預金の利息支払いで支払額が増加
親和銀行の銀行員は、通常よりも高金利の架空の定期預金を提示していますので、利息の支払額が高くなります。利息が支払えなくなったのか、顧客が不審に思って銀行に連絡したのかは不明ですが、銀行員が横領したお金を支払えなかったことを見ると、資金繰りに困っていたようですね。

クロニクル倒産と上場廃止がありましたが、親和銀行はクロニクルを通じて元頭取が100億円を超える不正融資を行い、逮捕されたことでも有名ですね。

(6)親和銀行は不祥事の再発防止に取り組む

同行は「不祥事件を厳粛に受け止め、再発防止に取り組みたい」とコメントした。
親和銀行は、横領が繰り返されており、内部監査を潜り抜けていたことが分かります。親和銀行は、横領による不祥事の再発防止を行うようですが、銀行員が預かったお金をどのようにしていたのか気になりますね。南都銀行 横領着服の不祥事は、短期間に着服と返済を繰り返しており、累積で億円単位の金額になっていますね。

福邦銀行 横領脱税の不祥事が発生していますが、顧客が普通預金を記帳したことで不正に気付いており、銀行員の不正に注意する必要がありますね。西日本シティ銀行 横領着服の不祥事は18年間発覚しておらず、預金証書による着服が発覚しにくかったのか気になりますね。

三重銀行 横領詐欺の不祥事を見ると、親和銀行の事例のように顧客に対して何らかの投資話を持ちかけています。親和銀行の銀行員が、銀行の商品として高金利の定期預金の話を持ち掛けて、横領したのか気になりますね。
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