(1)韓国経済の悪化と倒産危機
韓国経済は、日本経済と競合が激しいため、日本が復活すると経済が悪化します。韓国経済は、不動産バブルが崩壊しており、収入を大きく超える住宅ローンにより、自己破産の可能性があるようですね。韓国は輸出により経済が成り立っていますが、製造のための部品や機械を日本から輸入する必要があるため、為替レート円安ウォン高の影響で貿易赤字が拡大しています。日本は為替レートの円安ドル高に少し戻ったことで、日本の国際競争力が回復していますが、韓国企業は競合しているので倒産危機が深まっているようですね。
(2)日韓通貨スワップの縮小
日韓通貨スワップ縮小と韓国破綻危機について、2013年6月10日のサーチナが、7月に満期を迎える日韓通貨スワップ、30億ドル縮小か=韓国を報道しているので見てみましょう。7月3日に期限を迎える日韓通貨スワップが、130億ドルのうち30億ドル(約2950.7億円)縮小される可能性があることが分かった。産経新聞が9日に報道し、複数の韓国メディアも相次いで報じた。日韓通貨スワップの縮小について可能性が報じられていますが、日本側にメリットがないうえに、韓国には日本から提案されたと言っていますので、日本にとってもないほうがいい協定と言えます。
韓国経済崩壊2015年2月 日韓通貨スワップ破綻をまとめましたが、韓国との二国間通貨スワップは、2015年2月に全て廃止になったようです。日韓通貨スワップ廃止は、韓国破綻危機になっときは、日本政府が支援しないというメッセージになりますね。
(3)通貨スワップとは
通貨スワップ協定は、各国の中央銀行同士が結ぶ協定で、外国為替取引においてどちらか一方に通貨危機や流動性の問題が生じた場合、一定のレートで相手国の通貨を融通しあうことができる。
韓国メディアは、「日韓通貨スワップ、また縮小?」、「日韓通貨スワップが30億ドル縮小」などの見出しで伝えた。日韓通貨スワップは、日本が韓国の通貨ウォンの価値を保証している、制度ですが円とウォンの違いについて見てみましょう。
- 日本の円 世界最大の債権国 国債は日本人が保有 国際決済通貨の一つ
- 韓国のウォン 韓国は債務国 国債は外国人の保有割合が日本よりも多い ローカルカレンシー
- 日本円のほうが韓国ウォンよりも通貨としての価値が、とても高い
(4)日本にメリットはない
産経新聞は「日本は韓国の要求がない限り、延長しない方針」と報じた。韓国国民の世論を考慮すると、韓国政府としては支援を要請することは受け入れがたいことであり、日韓通貨スワップが再び縮小される危機に置かれたと指摘した。日韓通貨スワップを日本の立場から見ると、信用力の低い通貨である韓国ウォンの交換は、何のメリットもありません。日本は、世界最大の債権国であるため、世界中に資産を保有している優良な国です。
日本の円は、資産を裏づけにしている通貨になるため、世界でも高い信用力を持っています。韓国ウォンは、信用力が低い通貨であるため、日本政府が韓国にウォンの融通を依頼することは当面考えられないですね。
韓国に進出した日本企業の商取引を円滑にすることがメリットと嘘をつく経済評論家や大学教授がいますが、円建ての取引が多いうえに、日本企業の海外移転を円滑にしますので、日本人の失業を増加させる効果もあります。
(5)民主党政権による韓国の為替レートウォン安を支援
日韓通貨スワップは、2008年に130億ドル規模でスタートした後、2011年10月、両国間の経済協力強化を目的として、700億ドルに増額された。
しかし、昨年8月、李明博前大統領による竹島の訪問後、両国間の不信の溝が深くなり、日韓通貨スワップは相互に有効期限を延長せず、700億ドルから130億ドルに縮小された。韓国は、民主党政権による為替レート円高ドル安政策によって輸出を伸ばし、日本企業は競合していますので業績悪化の企業が相次ぎました。
- 韓国 円高ウォン安で経済成長 企業の業績好調と雇用の増加
- 日本 円高ウォン安で経済減速 企業の業績悪化とリストラによる失業の増加
(6)日韓通貨スワップ半減の大幅縮小
この130億ドルのうち30億ドルの満期は、7月3日となっている。ただし、残りの100億ドルは日・中・韓3カ国と東南アジア諸国間の合意である「チェンマイ・イニシアチブ(CMI)」の一環として構築されており、縮小される可能性は低いと解説した。日韓通貨スワップは一部廃止と報じられていますが、事実上の大幅廃止であると言えますのでその理由を見てみましょう。
- 日韓通貨スワップ 130億ドル
- 日韓通貨スワップ 30億ドルが7月3日廃止の可能性
- チェンマイ・イニシアチブ 80億ドルはIMF融資とセット
- チェンマイ・イニシアチブ 20億ドルだけが事実上、利用可能
(7)韓国銀行の関係者の反応
そんな中、韓国銀行のユ・サンデ国際局長は9日、「日韓通貨スワップ延長は、すでに議論すべき問題ではない」とコメントした。
ユ国際局長は「今回の満期が到来する通貨スワップ資金は、金融協力のレベルで見れば重要だが、危機に対するレベルでは意味は大きくない。有効期限が1カ月しか残っていない状況ではあるが、(満期を延長するか終了するかどうか)真剣に考えていなかった。状況を見て決める」と述べたという。韓国の中央銀行である韓国銀行は、日韓通貨スワップ協定は重視していないようですね。韓国銀行が公表している指標を見ると、不動産バブルの崩壊により実体経済が悪化していることが分かります。
日韓通貨スワップの大幅な縮小により、韓国破綻危機の可能性は以前よりも上昇することになります。韓国銀行は特に問題がないという姿勢ですので、日本にメリットのない日韓通貨スワップの縮小は行われそうですね。
韓国経済破綻危機と反日後悔は、通貨と株価、債券の下落により、日韓通貨スワップの役割が大きかったことを感じているのでしょうが、日韓通貨協定7月終了決定で韓国破綻危機が高まりそうですね。 スポンサードリンク
日本にとって意味がなく、そして不必要な協定が縮小することは喜ばしい事ですね。
返信削除>匿名さん
削除匿名さん、こんばんは^^
匿名さんの仰るとおり、日韓通貨スワップは、日本にとって不必要な協定ですので、与信枠の縮小は喜ばしいと思います。
日韓通貨スワップの大幅縮小で、韓国の国家破綻の確率は上昇しますが、相手が望んでいないようです。
韓国に有利な協定をいらないと言っているのですから、日韓通貨スワップを継続する必要はないですよね。