(1)上場企業で横領の不祥事
上場企業は、企業の信頼性を高めるために、内部管理体制の強化や会計監査などが厳格に行われているとされています。上場企業の中でも、売上高数百億円規模の新興市場銘柄でを見ると、インデックス監査法人と粉飾決算が発覚しましたが、数千億円や数兆円規模の巨大企業であっても不祥事が発生しており、内部監査が重要であることが分かりますね。
スポンサードリンク
(2)マイクロソフト社員が詐欺で逮捕
マイクロソフト横領脱税の不祥事について、2013年6月17日時事通信が、日本MSから1500万円詐取容疑=米IBMで着服の元社員再逮捕―警視庁を報じているので見てみましょう。日本マイクロソフト(日本MS)から約1500万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は17日までに、詐欺容疑で、同社元社員、生谷吉之容疑者(48)=業務上横領罪で起訴=を再逮捕した。マイクロソフトの元社員が横領詐欺で逮捕されていますが、IBM横領脱税の不祥事と同じ人物である詐欺を繰り返していることが分かりますね。
(3)外国為替証拠金取引の損失と借金返済
同課によると、生谷容疑者は個人的に外国為替証拠金取引(FX)などで数億円の損失を出していたといい、「生活費や借金返済のために最初から金をだまし取るつもりだった」と容疑を認めているという。マイクロソフトから横領した理由は、外国為替証拠金取引の損失と借金返済が目的のようですね。マイクロソフトの元社員はFXで損失をだしていますが、FX脱税で有罪判決を見ると利益を得たときも確定申告を行わないと脱税を指摘されていることが分かります。
(4)架空預金口座の活用が横領詐欺の方法
逮捕容疑は、日本MSに勤務していた2010年9~10月、印鑑を偽造するなどして、以前取引があった業者の口座を不正に開設。「(この業者を使って)企業への提案書を作成する」などとうそを言い、約1500万円を口座に入金させてだまし取った疑い。マイクロソフトから横領詐欺を行った方法を見ると、架空預金口座の活用を行っていることが分かりますね。
- 不正に預金口座を開設 銀行は口座開設の本人確認をどのようにして行ったのか
- マイクロソフトが不正な預金口座に入金 入金前に相手先企業に確認しなかったのか
(5)日本マイクロソフトの内部調査で不正発覚
生谷容疑者は09年5月、米IBM子会社を自己都合で退社し、10年2月に日本MSに転職。その後、日本MSの内部調査で不正が発覚し、同社が11年9月に同容疑者を懲戒解雇していた。日本マイクロソフトの内部調査で横領詐欺の不正が発覚しており、監査機能が働いていることが分かります。マイクロソフトとIBMの被害金額を比較すると、被害が最小限に留まっているように思えますので、両社の事例比較が重要になりそうですね。
(6)IBMの着服で逮捕
同容疑者はIBM子会社時代に約1億3000万円を着服したとして逮捕、起訴されていた。マイクロソフトで横領詐欺を行った人物は、IBM横領脱税の不祥事と同じ人物であり、すでに逮捕されています。マイクロソフト入社前から、IBMで横領を行っており詐欺を繰り返していることが分かりますね。 スポンサードリンク
不祥事のある人を入社させちゃった時点でMSも脇が甘いと思われます。
返信削除>匿名さん
削除匿名さん、こんばんは^^
マイクロソフト横領詐欺で不祥事がありましたが、IBMのときは、発覚していなかったようですね^^