現代自動車 倒産危機と失速

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現代自動車の経営が、燃費の誤魔化しや安全性不足によるリコールなどで失速しています。自動車産業の失速は影響が大きいので、現代自動車の失速が続けば、関連産業の倒産危機が拡大する可能性があります。

(1)韓国経済の失速と為替レート

韓国経済の現状は、為替レートの円安ウォン高で失速しており、経済破綻の可能性もあります。韓国経済は、輸出に40%以上を依存しているうえに、日本製品を真似ていますので、為替レート円相場の影響を大きく受けます

日本と韓国は貿易関係があったとしても、日本企業が代替できる製品がほとんどであるため、競合関係にあると言えます。為替相場の円安ドル高や円安ウォン高など、韓国が為替レートに過剰に反応するのは、日本企業と韓国企業は競合関係にあることの現れですね。
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(2)韓国の自動車市場でシェア7割

ウォン高で現代自動車“失速” 圧倒的シェア誇る韓国でも「逆転現象」
産経新聞 5月7日(火)9時30分配信
日本では2001年の参入以来、苦戦続きの現代自動車だったが、欧米など海外ではウォン安を背景に08年頃から快進撃を続けてきた。もちろん、韓国国内では傘下の起亜自動車とあわせシェア7割と断トツの強さをみせる。
現代自動車は、韓国の自動車市場シェアのトップ企業ですが、勢いが失速しています。現代自動車は、倒産を免れるかもしれませんが、韓国の自動車部品企業が失速の影響で倒産しそうですね。

現代自動車ストと倒産危機を見ると、ストライキにより1兆円を超える売上が失われていますが、労働組合の要求を見ると3000億円近いコスト上昇の可能性があることが分かりますね。

(3)アメリカ市場で失速

ところが昨夏以降、その成長に陰りが見え始めているのだ。米調査会社オートデータによると、3月の米新車販売台数は前年同月比3.4%増の145万2946台と、6年ぶりの高水準を記録。米ゼネラル・モーターズ(GM)、米フォード・モーター、トヨタ自動車など大手6社が前年同月比を上回る中、現代自動車は7.7%減(起亜自動車を含む)。2月に2年半ぶりのマイナスに転じ、2カ月連続のマイナスと不振ぶりが際立った。
現代自動車は、韓国国内の高い市場シェアによる利益を生かして、海外市場で自動車を安値販売することで市場シェアを伸ばしてきましたが、不振が目立っているようです。
  • 2013年3月 アメリカ新車販売台数は前年同月比3.4%増 145万2946台 6年ぶりの高水準
  • 現代自動車の販売台数 7.7%減
現代自動車は、アメリカの市場シェアが伸びる中で販売台数が激減しており、自動車販売が失速していることが分かります。

(4)韓国でトヨタ自動車やBMW売上が増加

圧倒的なシェアを誇る自国の韓国でも異変が生じている。今年の韓国カー・オブ・ザ・イヤーに、トヨタの人気セダン「カムリ」が輸入車として初めて選ばれたほか、独BMWの高級セダンなどが現代自動車の同車種よりも売れるなど、クラス・価格帯によっては輸入車が韓国車の販売台数を上回る「逆転現象」が起きつつあるのだ。
現代自動車は、韓国で7割の高い市場シェアを海外市場で安値販売を行う、値下げ原資としてきました。韓国でトヨタ自動車やBMWの評価が上がっており、自国で販売する勢いが低下していることが分かります。

(5)現代自動車の業績悪化

韓国の聯合ニュースによると、現代自動車が4月25日に発表した2013年1~3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比10.7%減の1兆8685億ウォン(約1667億円)、最終利益が14.9%減の2兆878億ウォンと2けた減益に落ち込んだ。
現代自動車は、販売の失速で業績が大幅に悪化しており、自動車部品企業を中心に倒産する企業が現れそうですね。
  1. 現代自動車2013年1~3月期営業利益 1兆8685億ウォン(約1667億円) 前年同期比10.7%減少
  2. 現代自動車2013年1~3月期最終利益 2兆878億ウォン 14.9%減少
現代自動車は、韓国最大の自動車メーカーですが、企業規模の拡大により売上高の減少は創業度の低下に繋がります。韓国の為替レート円安ウォン高の影響により、販売が低迷すれば、業績失速に拍車がかかりそうですね。

自動車産業は、裾野の広い産業であると言われていますので、韓国の雇用とリストラ破産 倒産の影響が深刻になる可能性がありますね。韓国人社員の勤務態度と倒産危機を見ると、現代自動車が海外移転を続けることは自然な流れになりそうですね。現代自動車のアメリカや中国の工場と比較すると、韓国人の生産性が極めて低いことが分かります。

(6)現代自動車が米国で燃費性能の水増し

昨年11月、米環境保護局は現代自動車と起亜自動車が米国で販売した自動車約90万台について、実際よりも高く燃費性能を表示していたとする調査結果を発表した。いわゆる燃費性能の水増しで、それは最大でガソリン1ガロン当たり6マイル(1リットル当たり約2.6キロ)に達していた。この問題は消費者の苦情で判明したもので、これほど大規模な誤表示は米国で初めてという。
現代自動車は、アメリカでの自動車販売が好調であることが報道されていましたが、燃費を誤魔化して販売していたことが問題となっているようですね。アメリカは訴訟大国ですので、現代自動車は巨額の損害賠償請求をされる可能性もありそうですね。

ヒュンダイ倒産危機とリコールを見ると、米国でサスペンションの欠落があったようですが、製品の不具合をこっそりと対応していたのか気になりますね。韓国経済崩壊2013年8月最新時間前 GMリストラと破綻危機を見ると、自動車大手のGMも撤退を加速しており、韓国の自動車産業は空洞化が進んでいます。自動車は雇用の効果が大きいので、韓国経済にとって現代自動車の失速は経済的な影響が大きいと言えます。

(7)現代自動車の安全性が低くリコール

また、4月5日には米国で販売した乗用車など計約187万台をリコールすると米道路交通安全局に届け出た。ブレーキを踏んでもブレーキランプが点灯しないほか、事故時にエアバッグが作動した際に、車の天井の一部が落下する恐れがあるという欠陥が見つかったためだ。 
現代自動車は、自動車の安全性が低いため大量のリコールを届け出たようですね。現代自動車は、韓国市場でトヨタ自動車やBMWなど外国企業と競争が激しくなっているうえに、アメリカでの大量リコールにより業績の失速が深刻になるかもしれないですね。

現代自動車は失速していますが、サムスン倒産危機と可能性が顕在化すれば、特定企業に依存する韓国経済は崩壊する可能性が高まりそうですね。現代自動車の現状と倒産危機について考えると、労働争議が業績に悪い影響を与えていることが分かります。現代自動車は労働コスト上昇が続いており、円高ウォン安で利益は増えましたが、アベノミクスによる円安ウォン高により業績が一気に悪化しそうですね。
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