TMC倒産の理由

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TMC倒産の理由は、企業規模が小さく資金繰りが厳しかったことのようですね。TMC以外でも学校が倒産すると、授業料などの前払金の返還が問題になりますが、TMCがどのように対応するのか注目ですね。

(1)倒産と前払金

企業が倒産すると、前払金や借入金などの債権は、資産の残額に基づいて配当が行われます。税金や従業員の給料などが優先的に支払われるため、授業料や銀行融資などの一般債権への配当は、後回しになります。

高額の前払金を支払う場合は、上場している会社は決算書などで確認、非上場の会社の場合は信用調査会社から決算書を取り寄せて、企業を選べば倒産リスク回避になりますね。

(2)東京モータースポーツカレッジが東京地裁で破産開始

TMC倒産の理由について、2013年4月18日の帝国データバンクが、「東京モータースポーツカレッジ」運営会社が破産と報じているので見てみましょう。

(株)TMC(TDB企業コード:988788438、資本金6752万3875円、登記面住所=東京都大田区池上4-16-8、代表細野智行氏)は、4月16日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
東京モータースポーツカレッジの運営会社であるTMCが、東京地裁かから破産開始決定を受けており、倒産したようですね。

(3)TMCの特徴とカリキュラム

当社は、2005年(平成17年)3月に設立。高等部(3年制・高卒資格取得)、専門課程(2年制・全6コース)、大学部(4年制・大卒資格取得)を設置する「東京モータースポーツカレッジ」の運営を手がけ、レーシングドライバー・ライダー、エンジニア育成のほか、大学部は北海道に本部を置く通信制大学と連携したカリキュラムを展開。
TMCの特徴とカリキュラムについて見ると、レーシングドライバーを育成している点に特徴があり、モータースポーツに精通した人材育成を行うことに特徴があったようですね。
  • 東京モータースポーツカレッジ 高等部(3年制・高卒資格取得)
  • 東京モータースポーツカレッジ 専門課程(2年制・全6コース)
  • 東京モータースポーツカレッジ 大学部(4年制・大卒資格取得)
  • レーシングドライバー・ライダー育成
  • エンジニア育成
TMCは東京モータースポーツカレッジを運営していますが、複数の年度のコースを運営しており、資格の取得が可能であったようですね。

(4)TMCは子供向けレーシングスクールも開催

また、こども向けレーシングスクールも開催するなどして2012年3月期の年収入高は約9000万円としていた。 
TMCは子供向けレーシングスクールを運営しており、レースで子供が大金を稼ぐことやツーリングを夢見て、入学させようと決意した両親がいるかもしれないですね。

(5)資金繰りの悪化で倒産

しかし、小規模運営が続いていたことから資金繰りが徐々に悪化。3月25日にはホームページ上で4月より本校舎を大田区池上から東京都八王子市小宮町へ移転することを公表していたが、ここにきて限界となった。負債は現在調査中。
TMCは2012年3月期の売上高が約9000万円と小規模であり、資金繰りが厳しかったようですね。TMCは倒産直前に本校舎移転を発表しており、突発破綻の形になりましたが、生徒の授業料がどうなるのか注目ですね。
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