MRI投資資金と詐欺被害の仕組み

スポンサードリンク
MRIは投資資金の詐欺被害は、資産保全がされていない点と日本で資金調達を行い米国で運用している仕組みとなっています。MRIは投資資金を資産保全しているとしていましたが、配当などに資金流用しており詐欺であることが分かります。



(1)MRIインターナショナル投資詐欺と倒産

MRIは高金利の金融投資であることを宣伝して、投資資金を集めていましたが、投資資金の大半が行方不明となっており詐欺であることが判明しています。
  1. 金融投資1万ドル 6%の金利 運用期間2年、3年、5年
  2. 金融投資5万ドル 7.5%の金利 運用期間2年、3年、5年
  3. 金融投資10万ドル 8.5%の金利 運用期間2年、3年、5年
金融商品で外国の国債や社債の金利は様々ですが、MRIが投資資金として調達していた金利はかなり高いことが分かると思います。

MRIは投資資金の安全性確保のために、投資資金を分離した信託のような仕組みをとっていると嘘をついており、投資資金を配当に回すことを繰り返した詐欺ですね。

(2)MRI投資資金の仕組み

  1. MRIは医療機関や保険会社と取引実績がない
  2. MRIは投資資金で組成した米ドル建てファンドを分別管理せず
  3. 投資資金は信託で守られておらず資金流用
  4. 投資家の出資金は、配当などに流用
MRIは投資資金を調達するときに、医療機関や保険会社の間に入るMARS投資を行うとしてきましたが、取引実績はなく詐欺であることが分かります。

投資信託や投資ファンドのように、投資資金を調達して組成したファンドごとに分別管理を行っていると虚偽の説明で詐欺を行っています。MRIが調達したお金は、投資家の配当などに流用されており、投資資金が流出するだけですので、投資資金の元本は目減りを続けます

(3)投資資金の把握と回収に時間がかかる

MRI投資資金と詐欺の仕組みについて、2013年4月27日の日本経済新聞3面が報じているので見てみましょう。
米金融業者MRIインターナショナルが日本の投資家の資金を流用していた不正の舞台は米国だった。金融庁、証券取引等監視委員会は米当局と連携し、実態解明を急ぐが、残存資金の把握や回収には時間がかかる可能性が高い。
MRIは投資資金を日本で調達して、米国でドル建て資産を運用していますので、日本の金融規制機関だけでは、投資資金の現状調査には限界があるようですね。

(4)日本国内に投資の運用資金がない

国内に運用資金は一切残っていない」。監視委の担当幹部はこう明かす。 
監視委は昨年12月に投資家の通報でMRIのファンドの配当支払いが滞っている事実を把握。3月に日本支店(鈴木順造代表)の検査に入ると、いきなり壁に当たった。
MRIは日本国内で調達した運用資金を残していないようですが、MRIと投資家の資金流について見てみましょう。MRIインターナショナル被害者の返金 子会社計画倒産で投資詐欺で資金流について見ると、倒産させた子会社に投資資金が流れているのか捜査が行われるようです。

MRIインターナショナル社員 金融商品購入で投資詐欺の被害者となっており、投資ファンドの社員の話は、あまり信用できないことが分かります。

(5)MRI投資資金と銀行口座の動き

MRIの日本支店には昨年末時点で27人の役職員がいるが、資金の流れには介在していなかった。投資家はMRI本店の米国の銀行口座に資金を直接入金し、配当などは米国から投資家の日本国内の銀行口座に振り込まれる仕組みだ。
MRIの投資資金を銀行口座の流れから見ると、日本国内のMRI関連会社に投資資金が残らないことが分かります。
  1. 投資家が保有するお金
  2. 投資家が投資資金をMRI本店の米国の銀行口座に直接入金
  3. 投資資金の配当は、米国から投資家の日本国内の銀行口座に振り込み
日本の投資家は、MRIの米国の銀行口座に投資資金を入金しているため、資産運用の実態が分かりずらいですね。MRI投資資金と詐欺被害の仕組みを見ると、資産運用のお金を把握できない投資はリスクが高いことが分かります。MRIインターナショナル金融資産と投資詐欺の真相に続く。
スポンサードリンク

::


3 件のコメント:

  1. MRIインターナショナル社員 金融商品購入で投資詐欺の被害者でまとめましたが、社員も被害者のようですね。
    http://funshoku.blogspot.jp/2013/04/mri-international-shain-tousi-sagi-higaisha.html

    MRI投資詐欺で、投資資金を預けていたということは、ファンドの社員は信用できない可能性があるということですね。

    返信削除
  2. はたして2008年に倒産した出版社「あいであ・らいふ」の雑誌『頭で儲ける時代』の購読者をターゲットにしていたのだろうか、当時いち読者だった私に緑色のイメージカラーに彩られたMRIのDMが何度も送られてきていた。あまりにも良い条件だったのでかえって胡散臭くほっといたけど、今考えれば設立当時だったから配当を優先的に回してもらい勝ち逃げできてたかもね。これらは皆やはり破たんしたバルチック・システムなどの投資組合の設立に関係していた、「あいであ・らいふ」社の元社長が絡んでいたに違いないとにらんでいる。本人は24億の負債で倒産したうえ、今年の1月には詐欺罪で逮捕もされているが、自分の見てきた経緯からしてMRIにも1枚かんでいることは間違いないように思われる。それにしても、こんな胡散臭いMRIに1300億円も投資していた人々がいたんですね。欲に目がくらむ詐欺の被害者はいつも同じことの繰り返しですね。それほど良い利回りが小金持ちの女房のへそくり程度の金で保証されるんだったら、誰も苦労してないっちゅーの!騙された方々には悪いが、人生の勉強代と思ってあきらめるしかないですね。

    返信削除
    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、おはようございます。
      MRIインターナショナルから、投資詐欺のDMが繰り返しきたのであれば、気になりますね。

      MRIインターナショナルのような投資家の投資資金を奪う、投資詐欺集団の繋がり解明は重要になりますよね。

      削除

最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。