(1)寄付と脱税
寄付は宗教法人のように税制優遇がなければ、脱税して指摘されている事例があることが分かります。寄付のお金をどのように使用しているのか不透明である点が注目されていますが、政治家が寄付制度を悪用して脱税していることが分かります。民間企業の場合、子会社との経費解釈に相違があれば、脱税として重加算税による追徴課税が課されますが、政治家はどのようにしてケジメをつけるのでしょうか。
(2)迂回寄付の届出を通知
維新、寄付脱税の不祥事について、2013年4月12日の毎日新聞が<維新の会>「迂回寄付は届け出を」…文書で通知と報じているので見てみましょう。日本維新の会国会議員団は11日、政党支部などに寄付し自らの資金管理団体に還流させる迂回(うかい)寄付を行っている場合、国会議員団事務局に届け出るよう所属議員に文書で通知した。維新の会が、迂回寄付を行っている場合、届け出るように通知していますが、迂回寄付とはどういったものなのか見てみましょう。
(3)寄付をすることで脱税
迂回寄付した場合、政治家が自らの資金管理団体に直接寄付した時には受けられない所得税の一部控除などの優遇措置を受けられる。迂回寄付で脱税を行っていますが、冒頭の画像と合わせて簡単に、お金の流れを追って見ましょう。
- 税制優遇なし 政治家A→政治家Aの資金管理団体や後援会
- 税制優遇あり 政治家A→政治家Aが代表の政党支部
- 迂回献金による脱税 政治家A→政治家Aが代表の政治支部→政治家Aの資金管理団体や後援会
(4)脱税を行っている国会議員
通知は松野頼久幹事長名で、「今後の対応に資するため、心当たりのある方は速やかに事務局に相談してください」とした。馬場伸幸(大阪17区)、井上英孝(同1区)両衆院議員が地方議員時代に迂回寄付を行っていたことが明らかになるなど次々に発覚している。維新の会に脱税を行っている国会議員がいるようですので見てみましょう。
- 大阪1区 維新の会 井上英孝
- 大阪17区 維新の会 馬場伸幸
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