大王製紙 粉飾決算の仕組み

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大王製紙が行っている粉飾決算の仕組みを見ると、グループ企業の海外事業を設立初期の赤字のときは連結外しを行い、業績が改善してから連結に組入れようとしています。大王製紙の海外事業は順調と嘘をつき、巨額の損失を突然、組入れたことがあるため注意が必要です。

(1)大王製紙の粉飾決算

大王製紙の粉飾決算について、週刊ダイヤモンドが報じていますが、内部告発により海外子会社の連結外しを行い、粉飾決算を行っていることが分かります。

大王製紙は、創業家の井川家を不正融資事件により経営陣から外しましたが、新しい経営陣と監査法人は情報公開の姿勢やチェック機能がないことが分かりますね。

(2)タイ子会社の非連結で証券取引等監視委員会に注目

大王製紙は本誌の取材に対し、「あらた監査法人からはタイ子会社を非連結にすることについて適正意見をもらっている」と話す。だが、タイ子会社の件については、証券取引等監視委員会も大きな関心を寄せているもようだけに、着地点は見えない。
大王製紙は監査法人の適正意見があると主張していますが、証券取引等監視委員会も注目している点は気になりますね。
公認会計士や監査法人が、企業側に有利な解釈を行うことはありますが、大王製紙は業績悪化を突然出す企業だると過去の事例で分かります。

(3)業績下方修正を突然、発表

海外事業のつまずきはこれだけではない。今年1月31日、大王製紙は突然、ベトナムの関連会社に関して、40億円の特別損失を計上すると発表した。わずか2年前に投資したばかりの案件だ。
大王製紙は、ベトナムの関連会社で特別損失を、突然、計上しており、タイ子会社についても損失処理をいきなり行う可能性があるようですね。

(4)大王製紙の決算説明と情報公開に問題

実は、昨年11月に行われた中間決算説明会では、「海外事業は順調だ」と説明している。わずか2ヵ月ほどで状況が一変したとは到底信じられず、製紙業界のアナリストの間からは「大王製紙の言うことはまったく信用できない」と怒りの声が上がっている。
大王製紙は、特別損失40億円を計上する直前の決算説明会で、海外事業は順調であると嘘をついていたようですね。大王製紙の決算説明や業績発表について、注意する必要がありそうですね。

(5)中国で不法な内部取引がある噂も

中国進出についても、収益性評価なしに行ったのではという疑惑がある。不法性が疑われる内部取引が行われているという疑念さえささやかれている。
大王製紙は海外子会社で、タイとベトナムについて指摘がありますが、中国についても内部取引で疑惑があるようですね。大王製紙は東証一部上場企業であり、4大監査法人が監査を行っており、不透明な情報開示は、株式市場の信頼を低下させていますね。大王製紙の会計不祥事と粉飾決算に続く。
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