リズム&ヒューズ・スタジオが倒産しましたが、倒産の理由について見てみましょう。リズム&ヒューズ・スタジオは映画業界を代表するVFX工房ですが、グローバル化によりライバル企業との競争に負けて倒産したようですね。
グローバル化による倒産と成長
HMVは、アップルの音楽配信サービスにより、
国境や業界の垣根を越えた競争に敗れて倒産しました。税優遇措置を生かして、成長している企業はアマゾンが有名ですが、脱税か節税か議論されており既存の企業は厳しい競争を強いられているようですね。
VFX工房が倒産
リズム&ヒューズ・スタジオ倒産について、2013年2月14日の映画.comが、
映画業界を代表する名門VFX工房が破産と報じています。リズム&ヒューズ・スタジオ倒産の理由は、グローバル化が大きな要因のようですね。
映画業界を代表するVFX工房のひとつとして知られるリズム&ヒューズ・スタジオが、破産保護申請をするにあたり従業員200人を解雇したと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
リズム&ヒューズ・スタジオは、特撮で有名な会社のようですね。リズム&ヒューズ・スタジオが倒産するまでに手がけた作品について見てみましょう。
リズム&ヒューズ・スタジオ倒産までに作成の作品
1987年設立の同社は、「ベイブ」や「ライラの冒険 黄金の羅針盤」ほか多数の映画作品のVFXを手がけ、最近では「スノーホワイト」や「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」を担当している名門だ。
映画関連の会社として、倒産するまでに様々な作品に関わっているようですね。
- ベイブ
- スピード2
- ハリー・ポッターと賢者の石
- エネミーライン
- ロード・オブ・ザ・リング
- ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
- ザ・リング
- ザ・リング2
リズム&ヒューズ・スタジオ社が手がけた作品のうち、wikipediaからいくつか抜粋しました。映画作品のうち、上記のどれかを知っている方は多いのではないでしょうか。
倒産の理由はグローバル化
しかし近年、カリフォルニアに拠点を置くVFX工房は、カナダやイギリス、インドなどを拠点に、低賃金や税優遇措置を生かしてサービスを提供するライバルに仕事を奪われ、すでに6社以上が倒産している。
グローバル化による国境を越えた競争で、低賃金や税優遇措置を生かして成長する企業もあれば、進出が遅れて倒産している企業もでているようですね。
競合企業も倒産
昨年は、ジェームズ・キャメロン監督が共同設立したデジタル・ドメインが破産申請を行い、のちに中国のGalloping Horseとインドのリライアンス・メディアワークスが買収している。
リズム&ヒューズ・スタジオの競合企業も倒産していますが、中国企業とインド企業が買収していることを考えると、
新興国の影響力が増していることが分かります。
融資による経営再建の失敗
経営困難に陥っていたリズム&ヒューズは、インドを拠点とするプライム・フォーカス社から2000万ドルの融資を得るための交渉を行っていたものの、合意には至らなかった。
同社はロサンゼルスのほかにカナダ、インド、マレーシア、台湾にスタジオを構え、1400人のスタッフを抱えている。
リズム&ヒューズ・スタジオは、倒産直前にインド企業に融資交渉を行っていましたが失敗したようですね。 デジタル・ドメインを倒産後に中国とインド企業が買収していますが、映画業界も新興国の力が増していることも倒産の理由のようですね。
ゴー・シネマ倒産の理由を見ると、日本の映画産業も業績が厳しいようですね。
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